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【虫歯じゃないのに歯が痛い】奥歯が痛む原因はストレス?対処法と治療方法【※医師監修】
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【虫歯じゃないのに歯が痛い】奥歯が痛む原因はストレス?対処法と治療方法【※医師監修】

【虫歯じゃないのに歯が痛い】奥歯が痛む原因はストレス?対処法と治療方法【※医師監修】

Contents

虫歯じゃないのに奥歯が痛いのはなぜ?

虫歯じゃないのに奥歯が痛いのはなぜ?

「虫歯じゃないのに奥歯が痛む」そんな経験をしたことはありませんか?実は歯の痛みを訴える人のうち、約3割は虫歯以外が原因と言われています。
原因はさまざまですが、中には他の病気が隠れている場合があります。
自己判断で放置すると、症状が悪化して強い痛みや生活への支障につながる場合もあるため注意が必要です。
そこで、今回この記事では、虫歯じゃないのに奥歯が痛む原因について、対処法や治療方法など詳しく解説していきます。
歯の痛みでお悩みの方は是非最後までご覧下さい。

まずは、虫歯が見当たらないのに歯が痛くなる場合に考えられる原因について詳しく見ていきましょう。

虫歯以外で起こる奥歯の痛みとは

虫歯が見当たらないのに奥歯が痛むケースは少なくありません。
実際、歯の痛みを訴える患者のうち約3割は虫歯以外が原因で、代表的なものには歯周病や歯肉炎、歯ぎしり、知覚過敏、親知らずの炎症などがあります。
これらは虫歯の治療をしても改善せず、放置すると悪化して強い痛みに変わる可能性があります。
歯周病の場合は進行すると歯を支える骨が溶け出し、やがて歯がぐらつくこともあります。

症状が出やすい年代や生活習慣

奥歯の痛みはどの年代でも起こりますが、特に30代以降は歯周病や噛み合わせの問題が増える傾向にあり、40代で約7割、60代以上では約8割が歯周病にかかっていると言われています
また、日常的にストレスが多い生活を送っている人は歯ぎしりや食いしばりをしやすく、歯や歯茎に過剰な負担をかけるため痛みを訴える割合が高まります。
さらに、冷たい飲み物や酸っぱい食べ物を好む人や、歯磨きで力を入れすぎる人は知覚過敏を引き起こしやすいと言われています。

虫歯との違いを見分けるポイント

虫歯による痛みの場合、食べ物がしみたり甘いものを食べたときに強く感じやすいという特徴があります。
一方、虫歯以外が原因の場合は、冷たい空気で痛む、噛むとズキっとする、夜になると悪化するなどパターンが異なります
特に、何もしていないのに突然痛みが出たり、痛みが耳や頭にまで広がる場合は虫歯以外を疑ったほうがよいでしょう。
また、歯科医院でレントゲンを撮っても虫歯が確認できないのに痛みが続く場合は、非歯原性(ひしげんせい)の要因が強く関わっていることもあります。
違和感を自己判断で放置するのは危険なため、早めに歯科医で詳しく調べることが大切です。

※ 非歯原性(ひしげんせい )については後ほど詳しく解説します。

虫歯ではない奥歯が痛む主な原因【歯に起因するもの】

虫歯ではない奥歯が痛む主な原因【歯に起因するもの】

奥歯の痛みにはさまざまな要因があり、放置すると慢性化や悪化の危険があるため早期発見と適切な治療が大切です。
では、歯が痛む主な原因についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

歯周病や歯肉炎

歯周病は歯茎や歯を支える骨に炎症が起こる病気で、日本人の成人の約8割がかかっていると言われています。
歯磨き不足や歯石の蓄積が原因となり、歯茎が腫れて出血や痛みを引き起こします。
進行すると骨が溶け歯が抜け落ちる危険もあるため早めに治療する事が重要です。

歯髄炎(しずいえん)や歯根膜炎(しこんまくえん)

歯の神経部分である歯髄に炎症が起こる事を歯髄炎と呼びます。
虫歯以外でも強い噛み締めや外傷によって発症することがあり、ズキズキと激しい痛みで夜も眠れなくなることがあります。
歯根膜炎は歯を支える膜に炎症が起きる状態で、噛んだときに強い違和感や痛みを感じるのが特徴です。
治療が遅れると慢性的な痛みに変わり、長期にわたり生活の質を下げることもあります。

親知らずの炎症「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」

親知らずは歯並びの最後方に生えるため、磨き残しが多く炎症を起こしやすい歯です。
特に半分だけ生えているケースでは、歯と歯茎の間に細菌がたまりやすく腫れや強い痛みを生じます。
さらに、炎症が広がると口が開きにくくなったり頬の腫れを伴うこともあります。
抜歯が必要になる場合も多いので早めに歯科医院で相談するのが安心です

知覚過敏「象牙質知覚過敏」(ぞうげしつちかくかびん)

冷たい飲み物や歯ブラシが当たるだけでキーンとしみる場合は、知覚過敏が考えられます。
知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が削れて象牙質が露出することが原因で起こります。
特に強い力での歯磨きや歯ぎしり、酸の強い飲食物の習慣が重なると起こりやすくなります
症状が軽ければ専用の歯磨き粉で改善が見込めますが、進行すると歯科での治療が必要になることもあります。

歯が割れている・歯の欠け

硬いものを噛んだときや転倒などで歯が欠けたり割れたりすると、神経が刺激されて強い痛みが出ることがあります
見た目で分かりにくいひび割れでも、噛んだときに鋭い痛みを感じることがあります。
放置すると細菌が侵入し感染症を引き起こす可能性があるため、早急に歯科で処置を受ける必要があります

歯ぎしりや食いしばり

睡眠中の歯ぎしりや日中の無意識な食いしばりは奥歯に大きな負担をかけ、歯や歯茎に炎症が生じて慢性的な痛みや知覚過敏の原因になります
日常的に歯ぎしりの習慣を持つ人は、マウスピースでの予防や生活習慣の改善が必要になってきます。

噛み合わせや歯列接触癖(TCH)

歯列接触癖(Tooth Contacting Habit、TCH)とは、無意識に上下の歯を接触させ続ける癖のことを指します。
強い力ではなくても長時間続くことで奥歯の筋肉や関節に負担をかけ、痛みや違和感を生じます
パソコン作業やスマートフォン使用中に発生しやすく、現代人に増えている症状の一つです。
歯科医院では、口の中の状態や生活習慣の聞き取りを通じて診断が行われます。

歯以外が原因で奥歯が痛む場合【非歯原性歯痛】

歯以外が原因で奥歯が痛む場合【非歯原性歯痛】

歯そのものではなく筋肉や顎関節の炎症、神経痛、副鼻腔炎、心臓病などが奥歯の痛みを引き起こすことがあります。
続いては、歯以外が原因の場合について詳しく見ていきましょう。

筋肉や顎関節の炎症

奥歯の痛みは歯自体ではなく、周囲の筋肉や顎の関節が原因となっている場合があります。
咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれる噛むときに使う筋肉が疲労や緊張で炎症を起こすと、まるで奥歯が痛むように感じるのです。
特に長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用で姿勢が悪くなると、顎周りに負担がかかり痛みとして現れやすくなります。
顎の疲れや違和感、開けづらさなどの症状を訴える10代〜30代の女性も増えており、これは日常的なストレスや無意識の食いしばり、姿勢の乱れなどが原因と考えられています。

神経痛・偏頭痛による痛み

神経の異常によって感じる痛みの中には奥歯の周辺で起こる「顔面神経痛(顔面の三叉神経)」もあります。
この神経が圧迫されたり炎症を起こしたりすると、歯が原因でなくても鋭い痛みが出ます。
神経痛の特徴は「電気が走るような痛み」や「冷たい風で突然痛む」など断続的な強い刺激です。
また「関連痛」と呼ばれる現象で、片頭痛の前兆として奥歯がズキズキ痛むこともあります。
奥歯の痛みが周期的で頭痛や目の奥の重さも伴うなら、歯ではなく神経が影響しているかもしれません

副鼻腔炎(上顎洞炎)

風邪や花粉症のあとに続く鼻づまりや頭の重さとともに奥歯の痛みを感じる場合は、副鼻腔炎が関係している可能性があります。
特に「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる鼻の奥の空間は上の奥歯と非常に近いため、炎症が歯の根元に響き痛みを引き起こすことがあります。
鼻水が黄色くネバついていたり、顔面の片側に重みを感じる場合は注意が必要です。

心臓病や循環器疾患

奥歯の痛みが実は「心臓」からの警告であることもあります。
心筋梗塞や狭心症の前兆として左下奥歯や顎の痛みが現れるケースがあります
心臓の異常が神経を通じて別の部位に痛みとして現れる仕組みです。
また、中高年で高血圧や糖尿病、高コレステロールといったリスクを抱える方は特に注意が必要です。

精神的ストレスや心理的要因

強いストレスや不安が続くと、身体のさまざまな部位に異常が現れることがあります。
その中には「心因性歯痛」と呼ばれる明確な原因がないのに歯が痛む状態も含まれます。
これは、トレスによって痛みを感じやすくなる脳の仕組みが影響しています。
また、ストレスがきっかけで食いしばりや歯ぎしりが発生し、二次的に痛みを生む場合もあります。

気圧変化による歯痛(飛行機・高地など)

飛行機に乗ったときや登山などで標高が変わったときに歯が痛くなる場合があります。
これは「気圧性歯痛」と呼ばれる現象で、気圧の変化によって歯の内部の空気が膨張し、神経を圧迫することが原因です。
歯の治療中や詰め物の中に気泡があるとこの痛みが生じやすいとされています。
特に、神経が残っている歯や根の治療中の歯は影響を受けやすくなります。
旅行や移動が多い方は事前に歯科でのチェックを行うと安心です。

奥歯が痛むときの正しい対処法

奥歯が痛むときの正しい対処法

痛みがあるときは症状に応じて適切に対処する必要があります。
続いては、奥歯が痛む場合の対処法について詳しくご紹介します。

痛み止めの正しい使い方

奥歯の痛みが強く日常生活に支障をきたす場合には、市販の鎮痛薬を利用することが有効です。
ただし、用法や容量を守らないと副作用を招く恐れがあるため注意が必要です。
また、自己判断で長期間使用することは胃腸障害や腎機能の低下を引き起こす可能性があります。
薬はあくまで一時的な手段です。
市販薬で効果が感じられない場合や数日経っても痛みが続く場合は、必ず歯科医院での診断を受けましょう

冷やす・温めるの判断基準

奥歯の痛みを和らげる方法として冷却と温熱がありますが、状況によって使い分ける必要があります。
炎症が原因で歯茎が腫れている場合は冷やすのが適しています。
冷却することで血流が抑えられ腫れや痛みを軽減できます。
一方で、筋肉のこわばりや顎の緊張による痛みであれば温めることが有効です。
温熱によって血流が改善され緊張が和らぎます。
判断に迷うときは、まず冷やして様子を見てそれでも改善がない場合には医師に相談しましょう

口内を清潔に保つ方法

痛みがあると歯磨きを控えがちですが、口腔内を不衛生にすると細菌が増え痛みが悪化することがあります
特に奥歯は歯垢や食べかすが残りやすいため意識的に清掃することが大切です。
柔らかめの歯ブラシを使い、痛みがある部分はやさしく磨きます
さらに、デンタルフロスや洗口液を併用すると、磨き残しを減らすことができます。
歯磨きが難しいときは、うがいで口内を清潔にするだけでも効果があります。

痛みに効くツボやマッサージ

歯の痛みを和らげるために活用できるツボがあります。
代表的なのは「合谷(ごうこく)」という手の甲にあるツボで、親指と人差し指の骨が交わる部分にあります。
軽く押すことで痛みの緩和が期待できます。
また、こめかみや顎の周囲をマッサージするのも有効です。
血流が改善され筋肉の緊張が和らぎます。
ただし、これらはあくまでも一時的な対処法であり根本的な治療にはなりません

歯科医院を受診する目安

奥歯の痛みが2日以上続く、夜眠れないほど強い、または腫れや発熱を伴う場合は、早急に歯科医院を受診する必要があります
特に、抗生物質が必要な感染症や神経の炎症などは自己判断で放置すると重症化する恐れがあります。
放置していた痛みが顎全体に広がり緊急手術が必要になるケースもあるため、奥歯の痛みを軽く見ず、歯科医院で適切な診断を受けましょう。

奥歯が痛いときにやってはいけないNG行動

奥歯が痛いときにやってはいけないNG行動

歯の痛みがある場合は、安静にして余計な刺激を与えない事が大切です。
続いては、奥歯が痛いときにやってはいけないNG行動について詳しくご紹介します。

患部を直接触る

痛む部分を舌や指で触ってしまうと、細菌が入り込み炎症が悪化する可能性があります。
口内は細菌が繁殖しやすい環境のため清潔でない手で触ることは特に危険です。
痛みを確かめようと無意識に触る人も多いですが、症状を悪化させかねないので注意しましょう。

強く噛む・硬い物を食べる

硬い食べ物やガムなどを噛むと炎症を起こしている部分に大きな負担を与え、痛みが増すことがあります。
また、ひびが入っている歯や割れている歯の場合は、破損が進む恐れがあります。
柔らかい食事を心がけ、反対側の歯で噛むなどの工夫が必要です。

激しい運動や長時間の入浴

血流が急激に増えると炎症部分にさらに血液が集まり、痛みが悪化することがあります。
長時間の入浴や激しい運動は体温を上げ、結果として歯の痛みを強める原因となります。
痛みがあるときは、軽い入浴や安静を心がけるとよいでしょう。

よくある質問(Q&A)

【虫歯じゃないのに歯が痛い】奥歯が痛む原因はストレス?対処法と治療方法【※医師監修】 よくある質問

最後に、虫歯じゃないのに奥歯が痛む症状に関して、よくある質問と回答を分かりやすくまとめました。

夜になると奥歯の痛みが強くなるのはなぜ?

横になると頭部への血流が増え、歯や歯茎の炎症部分に血液が集まりやすくなるため痛みが強く感じられます。
さらに、副交感神経が優位になる夜間は血管が広がりやすく、神経が敏感になり昼間よりも痛みを感じやすくなります。
夜間の痛みは進行のサインであることも多く、放置すると悪化する可能性が高いため注意が必要です。

市販薬で様子を見ても大丈夫?

市販の鎮痛薬で一時的に痛みを抑えることは可能ですが根本的な解決にはなりません
特に、炎症や感染が原因の場合は薬で痛みを和らげても進行が止まらず、数日後にはさらに悪化することがあります。
市販薬はあくまで「一時的な症状緩和」に過ぎず、長期使用は副作用のリスクが高まると指摘されています。
市販薬を使う際は必ず用法用量を守り、2〜3日以内に改善しない場合は歯科医院を受診することが大切です。

子供が虫歯じゃないのに奥歯が痛いと言ったら?

子供が奥歯の痛みを訴えるとき、必ずしも虫歯が原因とは限りません。
乳歯から永久歯に生え変わる時期には、歯茎が押されることで痛みが出ることがあります。
また、硬い物を噛んで歯に小さなヒビが入ったり、風邪で副鼻腔炎を起こして歯痛を感じるケースもあります。
子供の歯痛は成長過程の自然な現象であることも多いですが、中には治療が必要な病気が隠れている場合もあるため早めの受診を心がけましょう

まとめ

【虫歯じゃないのに歯が痛い】奥歯が痛む原因はストレス?対処法と治療方法【※医師監修】 まとめ

今回は、「虫歯じゃないのに歯が痛い」場合の原因や対処法などについて詳しく解説してきました。
奥歯の痛みには、虫歯だけでなく歯周病や知覚過敏、神経や全身の病気までさまざまな原因が潜んでいます。
痛みが続いたり症状がひどい場合は、市販薬や一時的な対処でごまかさず、早めに歯科医院を受診することが大切です。
また、日常的に歯磨き習慣を見直し、ストレスや噛み合わせの影響も意識しながらしっかり予防していきましょう。

虫歯の予防や治療、お口のトラブルでお悩みの方は是非お気軽にご相談下さい!
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